ATRI -My Dear Moments-

沈みかけた町で紡がれる儚くも力強い物語に涙するアニメ化希望のノベルゲーム！

「ATRI -My Dear Moments-（アトリ）」は、原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来を舞台に、海に沈みゆく穏やかな町で、少年とロボットの少女の忘れられない夏の物語を楽しめるおすすめブラウザゲームです。

ノベルゲームの制作を行うアニプレックス社の新ブランド“ANIPLEX.EXE(アニプレックスエグゼ)”が手掛けるの第1弾となるPC・スマホ向けノベルゲームです。

iOS/Android向けに2021/12/16よりPC移植版のダウンロード販売中です。

※ダウンロード価格：有料(無料体験版有り)
※プレイには、プレイするプラットフォームSteamまたは、DMMの会員登録が必要です
※Google Play及び、App storeでダウンロード可能
※プレイは、自己責任となるので、個人情報の取扱、利用規約、注意事項などをよくご確認ください

“ノベルゲームだから、おもしろい”をテーマに掲げ、美少女ゲームを手掛けてきたスタッフと共に魅力ある作品を贈り出すとしており、本作のボリュームは小説2～3冊分、全年齢対象向けとなっています。

ブラウザ版、DL版と分けて販売されている訳ではなく、DL版に“ブラウザでもできますよ”という付随のサービスとなっているので、DL版を購入すれば、自宅でPCにダウンロードして普通に遊んだり、PCスペックの問題でダウンロードできないという人は、ブラウザ版でプレイしたりできます。

本作の企画・シナリオに『この大空に、翼をひろげて』の紺野アスタを迎え、『グリザイア』シリーズのフロントウイング、『サクラノ詩-櫻の森の上を舞う-』の枕が共同制作を行うノベルゲームとなっているので、体験版をプレイすると絶対本編をプレイしたくなってしまうクオリティとなっています。

沈みかけている世界の儚くも力強い美麗なイラストや物語、世界観をより感じられるサントラ、いつも傍にいてくれるヒューマノイドの少女、様々な表情を持つ“空”など、爽やかなのに切なく、そして透き通る本作は体験版だけでもプレイする価値があります！

ストーリー
原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。

幼い頃の事故によって片足を失った少年・斑鳩(いかるが)夏生(なつき)は、都市での暮らしに見切りを付け、海辺の田舎町へと移り住んだ。

身よりのない彼に遺されたのは、海洋地質学者だった祖母の船と潜水艇、そして借金。

夏生は“失った未来”を取り戻すため、謎の借金取り・キャサリンと共に、祖母の遺産が眠るという海底の倉庫を目指して潜る。

公式サイトSTORYより

そこで見つけたのは、棺のような装置の中で眠る不思議な少女――アトリ。

彼女は、人間と見紛うほどに精巧で感情豊かなロボットだった。
海底からサルベージされたアトリは言う。

「マスターが残した最後の命令を果たしたいんです。　それまで、わたしが夏生さんの足になります！」

公式サイトSTORYより

海に沈みゆく穏やかな町で、義足の少年とロボットの少女の忘れられない夏が始まります。

本作は、アドベンチャーゲームと言うものの、選択肢はあってないような感じですし、従来のノベルゲームのようにちょこちょこセーブせずとも簡単にクリアできるので、ノベルゲームをこまでプレイしたことがないという人でも安心して物語に没頭して楽しむことができておすすめです。

終末世界が少しづつ確実に迫る世界のイラストは、寂しくもあり、非常に儚い美しさを持っているので、これはかなり入り込めるノベルゲームに仕上がっています。

特にヒューマノイドの『アトリ』は、可愛いのですが、アトリと町の人たちとの交流は、可愛さだけではない愛らしさや、悲しい現実を忘れてしまうようなホッコリする温かさを感じ取れます。

町の人たちもしっかりと個性があり、掛け合いの面白さだけではなく、心が動かされるような場面も描かれています。

美麗なイラストやCGは見応えもありますし、音楽や世界観などを深く楽しめるので、興味のある方は、ぜひお試しプレイしてみてはいかがでしょうか。

キャラクター

▼『斑鳩 夏生(いかるが なつき)』

高2(17歳)。都市にあるエリート育成校、通称アカデミーに在籍していたが、ある事情から休学し、祖母の暮らす海辺の町へと移り住んだ。

幼い頃に事故で母と右足を失っており、そのトラウマから暗く静かな場所にいると発作に襲われる。高価なロボット義足を買うため、海洋地質学者だった祖母の潜水艇で海に沈んだ遺産をサルベージしようとする。

▼『アトリ』CV：赤尾 ひかる

？歳。夏生が海底からサルベージしたロボットの少女。人間と見分けが付かないほど精巧で表情豊かで好奇心旺盛。

祖母の助手だったようだが、長い間海底で眠っていたため記憶を一部失っている。口癖は『高性能ですから！』。“マスターからもらった最後の命令を果たしたい”そう夏生に願い、欠落したメモリーを探す。

▼『神白 水菜萌(かみしろ みなも)』CV：高橋 未奈美

高1(16歳)。夏生の幼なじみ。事故で傷付いた夏生が祖母の家に預けられていた頃に知り合い、仲良くなった。小さな田舎町しか知らない、純朴な少女。

真面目な性格なので、絶対見つからないと分かっていても悪い事ができない。面倒見がよく、夏生にもお節介を焼く。

▼『野島 竜司(のじま りゅうじ)』CV：細谷 佳正

高3(18歳)。地元の青年。筋肉質で体格がいい、頭を使うより身体を動かす方が得意なタイプ。根は真っ直ぐな青年で、地元の子供らのリーダー的存在。

家が小さな町工場をやっていたが、海面上昇が起こって沈み、以降休業状態。親の仕事を手伝っていた竜司もやさぐれ気味。

▼『キャサリン』CV：日笠 陽子

？歳。借金取りを名乗る謎の女。恐らく“キャサリン”は偽名。実際のところ何者なのかは夏生も知らない。黙って微笑んでいると、ミステリアスな美女。

夏生の祖母の借金を取り立てるという名目で、海に沈んだ遺産のサルベージ計画を持ちかける。

▼『名波 凜々花(ななみ りりか)』CV：春野 杏

小5(10歳)。身よりがなく、学校に住み着いている初等部の少女。いつも全力で真っ直ぐ、男の子のように元気でアクティブな子。

水菜萌に懐いていて、いつも彼女の手を焼かせる。目つきの悪い夏生に“ヒットマン”というあだ名を付けて怖れている。